五社めぐりをするには、車で舗装された道を行く方法と、遊歩道を行く方法があります。今回私は戸隠神社の5社めぐりをしながら、池もめぐるコースを散策してきました。主に長野市戸隠マップの遊歩道をご紹介します。
長野市戸隠マップは、長野駅の戸隠行きの⑦バスのりばすぐ横にアルピコ交通の中にありました。社務所においてある場合もありますので、いただいてみましょう。
長野市戸隠マップには、ピンクの線で遊歩道が記されています。さらにウォーキング時間があります。こちらの時間はゆっくりと歩いた余裕ある時間になっています。
随神門、鏡池、みどりが池、小鳥ケ池、八十二まなびやの一体戸隠植物園が広がっています。2022年10月現在で随神から続く外周の小径⇔水芭蕉の小径と外周の小径⇔カラマツ園地は通行止めとなっています。橋を撤去している場所もありますので注意が必要です。
戸隠植物園木道は、2022年10月現在で、バリアフリーではありません。ベビーカーや、杖をついての散策は、難しいです。傷んだ木道は歩いて通れるように補修がしてありますので、足元を気を付けていけば楽しい散策になります。平日ならば、人も少なく森林を独り占めすることができます。
2022年8月に戸隠森林植物園の遊歩道でつきの輪ぐまが目撃されました。熊の生息地となっていますので熊よけの鈴をつけることが推奨されています。八十二まなびやにてクマよけの鈴(1300円)が販売されています。また、八十二まなびやに返却することができる方には、貸出用の鈴もあります。こちらで購入した鈴、遠くまで響くきれいな音色です。
随神門手前には、鏡池に向かう外周の小径があります。自然豊かなもみの木園地を25分散策すると赤い鳥居の連なる天命稲荷をくぐれば、もう一息で鏡池が見えてきます。
標高1,200mにあり、戸隠連峰を鏡のように映し出すのでこの名前がつきました。紅葉の秋には、まだ少し早いようですが、水面に映る木々が美しい池です。戸隠森林植物園から池を一周してもどることができます。池の近くに駐車場もありアクセスも良好です。
鏡池ほとりのどんぐりハウスは、ガレットや、ケーキお茶をいただきながら景色を眺めてゆったりできます。2022年10月営業時間は9:00~16:30(LO16:00)です。ガレットとは、そば粉でつくったクレープのことで、クレープ生地にハムやチーズををトッピングしたお食事ガレットや、ジャムやアイスをのせた甘いデザートガレットがあります。お土産や、作家さん手作り雑貨も販売しています。フェルト生地でちくちくつくられた愛らしい小鳥に視線は釘づけです。
どんぐりハウスから中社にむけては、舗装された車道と山道を歩く池巡りコースがあります。ここでは、奥社参道や、戸隠森林植物園とは、異なる自然をかんじられます。池巡りコース途中の、硯石からは、荒倉山塊がのぞめます。硯石には、荒倉山の合戦で鬼女紅葉と共に戦い敗れた家来(おまん)が敗走してこの地を通り、石にたまった水に自分の姿を映してみると、あまりの形相のおそろしさに罪を深く恥改心し中社本坊に出家したいいつたえがあります。おまんは、一晩のうちに40km以上を歩ける健脚であったことから、おまんの墓は足神さんとして今も祀られています。
奥社参道入り口には、日本を代表する建築家 隈研吾さんが設計された、黒塗の素敵な建物「奥社の茶屋」があり、手打ちそばや、ソフトクリームがいただけます。地元のお土産も購入できます。
みなさまが幸せを感じるお手伝いができると幸いです。
戸隠神社までのアクセスは、こちら戸隠神社のアクセス