二千年余りに及ぶ歴史を刻む戸隠神社は、「天岩戸開きの神事」に功績のあった神々や地主神をお祀りしています。奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の5社があります。遠い神代の昔、「天岩戸」が飛来し、誕生したといわれる戸隠山の神社をあますところなく、参拝してみましょう。
公共機関での戸隠神社へのアクセス
大宮から新幹線で長野までおよそ1時間、1時間に1~2本ある長野駅アルピコ交通の7番バスで乗車して1時間で奥社に到着します。10月の中旬の平日8:30長野駅発のバスに乗車したところバスの込み具合は2人掛けの席が相席にはならないくらいのまばらな乗車でした。戸隠奥社入り口まで道幅のある舗装された道でしたので、車の運転に自信のない方でも混雑がなければ大丈夫かと思います。
東京から戸隠への交通費
大宮駅→長野駅 新幹線自由席で片道6050円(乗車券3410円 自由席2640円)長野駅⑦→戸隠奥社入り口 アルピコ交通バスで片道1450円戸隠宝光社まで片道1350円 長野駅⑦乗り場すぐ横アルピコ交通さんでお得なフリーキップ2900円を購入できます。
戸隠での服装は
標高1200m(戸隠神社)~1350m(奥社)にあたるので、気温にして10度ちがうこともあります。暖かい恰好をしていきましょう。また、奥社に向かう途中は急こう配の坂や階段が続きますので、すべりにくい靴で行きましょう。散策を予定されている方は、クマよけの鈴をお持ちください。小さいお子様をつれていく方はだっこ紐必須です。
戸隠神社 トレッキング好き5社徒歩で制覇 よくばりルート
こちらが、がっつりあるきたい方へおすすめルート奥社参道入り口→奥社・九頭竜龍社→随神門→鏡池→小鳥ケ池→足神さん→中社→火之御子社→宝光社
戸隠はヒグマの生息地で目撃情報もありますので、遊歩道を歩く際には熊よけの鈴をつけるように注意喚起があちこちにありました。八十二のまなびやで熊よけの鈴を1300円で販売されています。また、戻ってきて返却することが可能な方には、貸し出しの鈴もありますので、遊歩道を散策予定の方は最初に八十二のまなびや立ちよることをおすすめします。
令和4年9月時点で戸隠森林植物園内 遊歩道は、外周の小道⇔カラマツ園地 と外周の小道⇔水芭蕉の小径は通行止めのとなっていました。また、木道が痛んでいる箇所もありますので、ベビーカーや幼児には、難しいかと思います。
私は、奥社参拝後、隋神門から鏡池めざして、遊歩道を進んだところ、クマよけの鈴が必要との注意喚起と八十二森のまなびやに鈴があるとの情報が目にとまり、なしてすすむか、遠回りして鈴を買うかかなり迷いました。10月初めでまだ暑い時期でしたので、冬眠前のくまは、食べ物を集めているだろうなぁと想像したからです。奥社を参拝して、良い運気をいただいたから、まさかクマに出会うことなんでないはず、でもパワーをいただきにきたから、クマに出会わないという根拠にはなりませんよね。悩んだ末に遠回りして鈴を手にいれることにしました。本来鏡池から不動尊磨崖仏に行く予定でしたが、ここで断念しました。紆余曲折ありがながら、歩いた距離は、24km 戸隠滞在時間は、8時間でした。
戸隠神社の奥社、九頭龍社
日本神話で語られている天照大神が天岩屋にお隠れになった時無双の神力で天岩戸を開いた天手力雄命が御祭神奥社は、戸隠神社の御本社で、戸隠神社を訪れる人の目的になっている場所です。混雑の少ない朝の時間がおすすめ。バス停のある戸隠奥社入り口から奥社まで約半里(2km)の参道を散策しましょう。両脇からは心地よいせせらぎがきこえます。ゆっくり歩いて30分ほどで中間地点の随神門に到着。門をくぐると、約400年前に植樹され杉並木がお迎えしてくれます。その後最初はゆるやかな坂道、だんだんと、急こう配になり階段がきつくなってきます。小さなお子様をおんぶして登っている方もいらっしゃいました。最後のきつい石段を登り切った先に奥社が見えてきます。奥社授与所にて奥社御朱印(400円)と九頭龍社御朱印(400円)がいただけます。
奥社の御祭神は天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)海運、心願成就、五穀豊穣、スポーツ必勝などに御神徳があります。九頭龍社の御祭神は九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)生命の源、水を司る雨乞いの神、虫歯の神、縁結びの神、心願成就のよりどころとされています。
奥社 九頭龍社までたどりつくまでの階段は大変ですが、道中みどころがたくさんあり、楽しいです。皆様が参拝した気分を味わっていただき、幸せになるますように。