日光を訪れたら、東照宮だけでなく“羊羹通り”も見逃せません。
神橋から日光駅方面へと続く道には、百年以上の歴史を持つ老舗が並び、
その中でも「三ツ山羊羹本舗」と「鬼平(きびら)の羊羹本舗」は地元で長く愛されてきた名店です。
どちらも水羊羹が人気ですが、その味わいはまったく異なります。
濃厚で風味豊かな三ツ山、上品でみずみずしい鬼平。
今回は実際に食べ比べて、それぞれの魅力をじっくり感じてみました。
お土産選びの参考にもなる“日光羊羹通りの食べ歩きレポート”をお届けします。
老舗がつなぐ日光の甘味文化
—— 三ツ山羊羹本舗 × 鬼平(きびら)羊羹本舗 ——
日光東照宮の玄関口「神橋」から、徒歩数分。
日光駅方面へと歩く道には、昔ながらの羊羹店が立ち並びます。
その中でも長い歴史を誇るのが、三ツ山羊羹本舗と鬼平(きびら)の羊羹本舗。
どちらも創業百年を超える老舗で、地元の方にも観光客にも愛されています。

【三ツ山羊羹本舗】
秋の午前中に訪問。
店頭には手作りの羊羹がずらりと並び、控えめな佇まいながらも上品な雰囲気。
薄紫色の包装紙が高貴です。
- 水羊羹(5本入り)@950/要冷蔵/賞味期限4日
小豆色が濃く、味も濃厚。
それでいて、水羊羹らしい瑞々しさと透明感のある甘さ。
夏にぴったりの爽やかな味わいです。 - 栗入り羊羹(栗・白・塩)@750/賞味期限半年
刻んだ栗が入っており、滑らかな羊羹にほっこりとした食感がアクセント。 - 竹皮包羊羹(栗・抹茶・塩・本練)@1900/賞味期限半年
竹皮を開くと、ほのかに香る風味。
すっきりとした甘さで、丸ごとの栗が贅沢に入っています。
冬にじっくり味わいたい一本です。
【鬼平(きびら)の羊羹本舗】
神橋から日光駅へ向かう途中に位置し、三ツ山羊羹本舗と同じ通り沿い。
商品は羊羹と最中のみという、シンプルな構成。
青い包装紙が印象的です。
- 水羊羹 @950/賞味期限5日
薄紫色で、非常にみずみずしい見た目。
甘さ控えめで、すっきりとした後味。
夏に冷やしていただくと、口の中でふわりとほどけるような軽さです。 - 一口羊羹 @180/賞味期限2週間
一本ずつ竹に包まれていて、見た目にも上品。
1個から購入できる手軽さも魅力で、お土産にもおすすめです。
【食べ比べてみて】
鬼平の水羊羹は、薄い小豆色で上品な甘さ控えめタイプ。
一方、三ツ山の水羊羹は、濃い小豆色で風味豊か・しっかりとした甘さ。
どちらも日光らしい風情を感じる味わいですが、
私は個人的に「三ツ山羊羹」の濃厚で余韻のある甘みが好みでした。
対して鬼平の方は、後味が軽く、何本でも食べたくなるような爽やかさ。
季節や気分で食べ分けたくなる、まさに日光ならではの贅沢な体験です。


店舗情報
- 三ツ山羊羹本舗:日光市下鉢石町946 (神橋より)
- 鬼平(きびら)の羊羹本舗:日光市下鉢石町958(日光駅より)
老舗が並ぶ「日光羊羹通り」は、手みやげ探しにもぴったり。
気温や季節によって味の印象も変わるので、食べ比べが楽しい通りです。
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